ハートを開いて感情を感じよう。大空夢湧子公式サイト。ハートが開いていること、感情を感じることが、人生の幸福感を感じる鍵になる。  
 
ホーム  >  インタビュー  >  大空夢湧子インタビュー(1/4)
大空夢湧子インタビュー

「自立」を越えて「共生」を目指すビジョン心理学

今回のインタビューは、ビジョン心理学トレーナーで、通訳、翻訳、
表現アートセラピー・ファシリテーターとしてご活躍の
大空 夢湧子(おおそら ゆうこ)さんです。

ホ・オポノポノのヒューレン博士の通訳や、「セルフ・セラピーカード」の翻訳で
ご存じの方も多いかと思います。

ビジョン心理学のプロセスワークと表現アートセラピーを
統合したセミナーを、全国で開いていらっしゃいます。

20数年にわたり自己成長と癒しのためのセミナーや
ワークに関わり、多くの方のサポートを続けてこられた大空さんに
ビジョン心理学と表現アートセラピーの魅力や、その多彩な活動振りと、
今後の展望についてお話を伺いました。


「通訳、翻訳、セミナーなど、様々な活動をされていらっしゃいますね?」

時間的に一番長くやってきたのは、セミナーやワークショップの通訳ですね。それから、自分自身のセミナーや講座、個人セッションをしています。本もこれまで10冊くらい翻訳しました。通訳のお仕事は、セラピー関係、ワークショップ、セミナー関係が中心です。

「どんなきっかけから、そちらのお仕事が始まったのですか?」

元々アメリカに留学していたので英語は話せたんですけれど、20代の時に留学時代の友達に誘われて、その当時すごく人気があった「自己啓発セミナー」を受講したんです。受講した後、通訳を依頼されて、そのセミナーの通訳をしたのが最初なんです。

その時はOLをやっていたんですけれど、心の世界にすごく興味があったんですね。それで、興味の赴くままに、色々なセミナーに参加したり、また色々な方と出会ったりして広がっていったという感じです。

その中で、一番最初に通訳を依頼されたセミナーの会社で、通訳に関してすごく鍛えてもらったんですよね。その後、通訳の学校に通ったんですけれど、もちろんそこで学ぶこともあったんですが、やはり最初の所がものすごく厳しくトレーニングしてくれたんですね。

声の調子とか、トーンとか、強弱とか、その場のエネルギーに敏感になるとか、そういうことを徹底的に教えられたんです。それが後々すごく役に立ちました。

通常の通訳の場合は、ただ言語的な情報を変換するだけなので、声の調子などは、特に気にしていないんです。もちろん上手な方は自然に出来ていますけれど、学校ではそういうことは教えないんです。

ですが、セミナーやセラピューティックな状況では、エネルギーとか、相手と同じ調子で話すということがやはりとても大事になりますよね。だから、そのあたりの敏感さを鍛えられたのが、後々とても役に立ったと思っています。

「通訳のお仕事から、心の世界に入って行かれたという感じですか?」

そうですね。元々自己啓発とか、心の中を見ていくことは好きだったので、そういう分野に関わったんですけれど、あとは本当に不思議なご縁で色々な方にお会いして、そこに関わるようになっていったという感じですね。

「ビジョン心理学に出会われたのはいつ頃ですか?」

ビジョン心理学に出会ったのは、30歳になってからですね。その時はまだお勤めをしていて、辞めようかなって思っていた時だったんですよね。

その時に、たまたま出かけた集まりで初めて出会った人に、「会社辞めたいんですよ」と話していたら「いい人がいるからこれから行きましょう」と言われて、夜だったんですけど、そのままタクシーに乗って。ちょうど東京に来られていたチャックさんにお会いしに行ったんです。

それでチャック・スペザーノ博士にお会いしたのが、初めての出会いです。その時は相談に乗っていただくような時間的余裕もなく、ただご挨拶しただけで。いきなり押しかけて「こんばんは」みたいな感じで。向こうもお仕事中でしたから、単にご挨拶しただけです。

その後、チャックさんが東京でセミナーに携わる時に行こうと思っていたけれど、仕事があって行けなかったんですね。それが、帰りに山手線に乗った時に、そのセミナーに行っていた友人達と同じ車両になって、「行ったのよ」と言われて驚きました。

よほどご縁があるのかなっていう感じがして、次にチャックさんが来た時にはセミナーに行ってみようと思ったんですね。それが始めです。

その時は会社を辞めようと思っていた頃だったので、セミナーに何回か出ているうちに、自分が何をしたいのかが明確になっていって、翌年の秋に会社を辞めたんです。

退職した翌月に、カナダで行われていたチャックさんの17日間のワークショップに参加したんですが、海外の参加者たちと知り合って、中身の濃い時間を過ごして、自分にとって大きなブレークスルーを経験しました。その時の友人達とは、今も交流がありますね。

それから、当時、ブリージングというのがすごく流行っていたんです。ハッハッハッて早い呼吸をしながら感情が出てくるのを統合していくという呼吸法です。それを勉強しようと思って、先生を紹介してもらってアメリカに習いに行きました。

「それはビジョン心理学とは?」

また別なんです。ビジョン心理学は、ずっと学び続けたっていう感じです。海外の長いワークショップにも何度も参加しました。

「ビジョン心理学に出会って、どんな印象を受けられましたか?

それ以前にも他の自己啓発系やゲシュタルトセラピーのセミナーに出たり、それからちょっと神秘的なアリカっていうミステリースクールも勉強していたんです。色々なものをやっていたんですが、その中でもすごく楽しくて、なおかつ深いという印象でした。

今までやっていた、いわゆるプログラムがはっきり決まっているセミナーとは全く違って、その時のグループのプロセスに従って進めて行くのが面白かったですね。自分が成長していく過程で、ビジョン心理学にとても助けられたと感じています。

その時々で、他にも興味の赴くままに色々学びましたが、その中でもビジョン心理学はずっと学び続けて、チャックさんの「トレーナーズ・トレーニング」をアメリカに受講しに行って、ビジョン心理学のトレーナーになったという流れです。


「ビジョン心理学について、分かり易く教えていただけますか?」

ビジョン心理学というのは、チャック・スペザーノ博士とレンシー・スペザーノさんというご夫婦が開発した一つのセラピューティックなモデルと言えると思います。

心理学と言っても、アカデミックな心理学とは一線を画していまして、チャックさんレンシーさんご夫妻が世界各地でワークショップやカウンセリングをして、うまくいく方法や考え方を集大成したものなんですね。

スピリチュアルな考え方と心理学、それもどちらかというとトランスパーソナルな心理学との中間くらいに位置しているものです。

ですから問題解決にも、自分の内面的なリソースを活用していきますが、それと同時に「ハイヤーマインド」、意識の奥で宇宙と繋がっているマインド、あらゆるものと繋がっているマインド、そのハイヤーマインドを解決のためのリソースとして使っているところが特徴的だと思います。

人間関係とリーダーシップと、スピリチュアリティが三つの柱なんです。

「リーダーシップですか?」

リーダーシップというのも、人前に立って旗を振るようなリーダーシップとはちょっと違いまして、「自分の助けを必要としている人はいるかな?」「周りの人は助けが必要かしら」みたいに、自分から周囲に意識を広げていって手を差し伸べることをリーダーシップと呼んでいるんですね。

助けを求める声に敏感に反応出来る能力のことを、リーダーシップと言っています。

そして、子どもは、すごく依存的な状態で生まれて、それからだんだん自分の足で立って自立していきますよね。

ビジョン心理学では、自立というのを必ずしも肯定的な意味合いだけとは捉えていなくて、自分の足で立つと同時に、感情を切り離して自分の力だけで何とかやろうとしていく状態のことを自立と言っているんですね。

誰かに頼るのでなく自分の足で立っていくけれど、自分の力だけでやろうと思っているし、一人勝ちしようと思っている考え方ですよね。

でも、それがさらに成長していくと、自分の幸せだけでなくて、周りの人の幸せも自分の幸せだと思えてくる。その状態のことをビジョン心理学では「パートナーシップ」と言っているんです。

このパートナーシップの状態になって、周りの人の幸せも考えて、敏感に手を差し伸べていく、それをリーダーシップと呼んでいます。

「ビジョン心理学では、そちらの方向を目指していく?」

そうですね。今、人類全体っていきなり大きな枠組みの話になりますけれど、人類全体を見た時に、特に先進工業国では、どこも常に自立した状態で、自分達の利益だけを考えてきた生き方だったと思うんです。

それが、お互いに利益を共有しながら生きていく生き方、ビジョン心理学的な言葉でいうとリーダーシップ的な生き方というか、日本語で言うと「共生」ですね、そちらの方にちょうど転換していく時期なのかなという風に捉えています。

「ビジョン心理学を学ぶことで、どんな良さが得られるでしょう?」

色々な価値が得られると思うんですけれど、私個人の話をさせていただくと、ビジョン心理学を学ぶことによって、まずはハートが前よりも開いてきたような感じがするんですね。そして感情レベルでの共感力が高まったなと思っています。

自分自身も大人になっていく過程で、ハートをちょっと切り離して、自分の力だけで頑張ろうみたいな感じの、自立してしまった訳なんですけれど、それがビジョン心理学を始めて、ゆっくりと、でも着実にハートで共感していく能力が深まってきたなと感じています。

そして、愛や幸せを感じる力が深まったと思うんです。それが個人的には一番大きな、良かったことだと思います。

「セミナーでもそういう良さが得られるのですか?」

そうですね。今お話した自立とかリーダーシップという説明は、どちらかというと言葉を使ってマインドに働きかけるような内容ですけれど、ビジョン心理学はもう一つ、ノンバーバルで感情を感じて、そして人と繋がっていくエクササイズを行っているんです。

そのエクササイズは「ジョイニング」という名前で呼んでいます。繋がっていくということなのでジョイニングと呼んでいるんですが、基本的な形としては、二人で向き合って、自分の感情に繋がりながら相手とも繋がっていく。それをワークショップの中で行っています。

言葉を使うカウンセリング的な部分とは別に、言葉を使わないでノンバーバルで感情を感じて、感じ切って抜けていく状態になっていく、そういうワークを車の両輪みたいな感じでしているんです。

「それによって感情が解放されて癒されていくのですか?」

そういうことですね。感情ってすごく不思議なことに、人間のチャクラを通して処理されていくようなんですね。辛い事とか嫌な事とか何か感情を感じる時、だいたいみぞおちの第3のチャクラあたりで感じますよね。

それでここで感じ切るとその上のハートのチャクラで処理されて、それを感じ終わると喉のチャクラ、そして眉間、そして頭頂から抜けていくみたいな感じで、チャクラごとに感情が処理されていくということが、このジョイニングが進化していく間に分かってきたんですね。

どうも人間の体って、エネルギーをチャクラが処理するだけでなく、感情もまたチャクラによって処理されて、辛い、悲しいとかを感じ切っていって、頭頂のクラウンチャクラから抜ける時には、スコッと抜けて、ある種の解放感みたいなのがあるんですね。

それで、さらにずっと繋がり続けていくと、頭の上にもチャクラがあるようなんです。その14番目のチャクラまで抜けた時に、意識がくるりと転換するんですよ。

それまでは、辛い、悲しい、問題だっていうところに意識が行っていますよね。それが意識がくるりと転換すると、「あ、全然これは問題ではない!」っていう世界観にアクセス出来るんです。それをミラクルの意識っていう風に呼んでいます。

「それはどなたでも?」

どなたでも練習なさるとできます。ただ、いきなりそこまで行けるとは限らなくて、それぞれ色々な事情でハートを閉じたり、感じないようにして何とか生きてきている訳ですから、少しずつ感情を感じていって、練習していくに従って出来るようになりますね。

スポーツ選手が筋肉を強化していくように、感じる筋肉がどんどん強くなってきて、最初は、繋がっていたのが蜘蛛の糸のようだったのが、ロープのようになり、最終的には海底ケーブルくらいに太くなって、感情を感じてからヒュッと一番上までジャンプ出来るところまでいくんです。

「ご自身もそれを体験されたのですか?」

私自身もミラクルの意識は何度も体験しています。そして自分のワークショップでも、長期間のセミナー、例えば初級講座とか参加者と1年くらい関わる講座の場合は、その方がミラクルのところまで繋がれるのを一つの目標にしてやっているんです。

一度到達出来ると、次にまた何か感情が出てきた時に、より抜けやすくなります。ただ、その時の課題はそれぞれ違いますので、最初の時に割と簡単にできた方が、次になさった時に必ず出来るとは限らないんです。

その時の体の調子もあるでしょうし、そのプロセスの具合もあるので、必ず毎回出来るとは限りません。その時に出来る状態でそれで良し、と捉えています。最終的な目標はミラクルの意識に到達する事ですけれど、その時のしかるべき所に着地出来るという風に考えています。

そして、感情っていうのは、底なし沼みたいに普通は思ってしまいますよね。だけど感情はバケツの水のようなものであって、その時の感情は感じ尽くしてしまうと、そのバケツの水が無くなるみたいに、その感情は完結するんですね。

「そのあたりはゲシュタルトセラピーと同じ考え方ですね」

そうですね。同じ考え方ですね。その時に一番必要なものが表面に出てきて、そしてそれを感じ切ると、必ずより平和的な状態に着地するという風に思っています。


(次回につづく・・)


カテゴリートップ
インタビュー
次
大空夢湧子インタビュー(2/4)
 
  Copyright (c) 有限会社オフィス夢湧 All Rights Reserved.