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大空夢湧子インタビュー

問題の影には必ずギフトがある!



「スピリチュアリティを、どんな風に捉えていらっしゃいますか?」

奥が深い質問ですね。私は、宇宙を作っている存在というか、言い換えると神というか、その存在というのはあるって思っているんですね。そういう意味ではスピリチュアリティというか、霊性を深めていくということはすごく大事だと思っているんです。

スピリチュアルと言うと、最近はスピリチュアルブームで色々ありますよね。例えばどこかの井戸が流行るとか、色々なレベルがあるので。

「サイキックと混同している方とか?」

そう思います。サイキックな部分とか、オカルト的な部分と、スピリチュアリティの部分が混同されていると思うんですけれど、私が捉えているスピリチュアリティというのは、より自然なものというか、自然界に近いものかなっていうふうに思っているんですね。

「ではそれは、どなたにもあると?」

そう思います。どんな人でも、例えば神の存在やスピリチュアルな存在を否定している方でも、その方の心の奥、深層意識を見ていった時に、自分を作った存在というのを必ず無意識の奥の方では持っていると思うんですよね。

そしてまた、神を信じていないという人でも、無意識の中では、その神という存在と飽くなきバトルを繰り広げていると私は思っています。

それは、表面意識では全然認識していないことですよね。ですが我々の心の中には、繋がりたいという方向性と、離れたいという方向性があるという風に認識しています。

繋がりたいという方向性は、言い換えるとハイヤーマインドの方向性、あらゆるものとひとつに繋がるというワンネスの方向性で、離れたいという方向性は、私とあなたは別という二元的な見方です。

そして、どんな人の中でも、たとえ表面意識で認識していなかったとしても、すごく奥深いところを見た時に、どちらの方向性を選ぶのかという問題があると私は認識しているんですね。長いワークショップやセミナーをやっていくと、そのテーマが浮上してくるんです。

「セルフセラピーカードを翻訳されていますが、それについて教えていただけますか?」

セルフセラピーカードは、チャック・スペザーノ博士が作ったカードで、ビジョン心理学のキーワードを48枚のカードにしてあります。 イギリス人のイラストレーターの人が描いた可愛い絵なんです。

ポジティブなカードとネガティブなカードに分かれていて、今日のカードみたいな感じで一枚引いてもいいし、色々な並べ方を使って、問題の原動力は何かとか、それを解決していく鍵は何かとか、最終的にどんなギフトがあるのかとか、そういうことを見ることもできます。

カードは心の中の気づいていることも見せてくれるし、気づいていなかったことを、言語とイメージで見せてくれるツールだという風に考えているんですね。

そして例えば、出てきたものが、「私が望んでる方向と違うのが出てきたな」と思った時には、ご自身の選択の力を使って、「私が行きたいのはこっちの方向なんです」という風に、自分の行く方向性を選択していただくことが出来る。

自分の行く方向を選択していくためのツールと考えています。

「カードを選ぶというセラピー・スタイルは、どういう意味を持つのでしょうか?」

カードを選ぶというのは、シンクロニシティというか、その時の蓋然性によって、引く一枚が今のご自身のプロセスを表している一つのシンボルであるという捉え方ですね。

たまたま偶然引かれたカードなんですけれど、でもそれを並べてみた時に、何か今のご自身の全体的な流れを映しだすキーワードというか、流れを知るための助けになってくれるものだと思います。

「占いとの違いは何でしょう?」

そうですね。占いと違うのは、これはカウンセリングツールに使っていただけるんですけれど、あくまでもクライアントさんご自身が選択なさっていくための道具という位置づけです。

私自身もカードの意味はご説明しますけれど、答えを見つけて行くのはクライアントさんご本人という事で、私の方から「こうしなさい」とか「ああした方がいい」とか断定的な答えは出さないようにしているんですね。

一方で、このカードで占いをなさっている占いのプロの方もおられます。道具そのものはツールですから、いかようにも使っていただけるんですけれど、カウンセリングのツールとして使っていただく時には、その方の今日のプロセスを見ていくひとつのきっかけ、ツールっていう位置づけで見ていくのが役に立つと思います。


「その方ご本人がどう感じるかの方にウエイトを置いていらっしゃる?」

そうですね。その方ご本人にとって、それはどういう意味合いがあるのかというのと、その並べていたものを見て、ご本人の中からどんな答えが湧き出てくるのかというのがすごく大事ですね。そのために私は、質問をしていきます。

このカードの良い点は、ネガティブなカードが出てきた時に、もう1回、ポジティブなカードだけ分けて、そこでもう1回引き直していただくんですね。

例えば、「犠牲」っていうカードが出たとしますよね。このカードの意味するところは、与えるばかりで受け取ることができていない状態のことです。そうしたら、今度はそれを解決するカギは何かということで、ポジティブなカードからもう1回引いていく。

そこで「コミュニケーション」というのが出たら、「犠牲」を解決していくためには、思いを伝えていく「コミュニケーション」が役立ちますよというように、新たな方向性を選択していくことが出来るのが、このカードの役に立つところかなと思っています。

「問題の影には必ずギフトがある」というのが、このカードの前提になっていますので、犠牲を払っているという問題の影には、コミュニケーションがうまくいくというギフトがあると捉えています。

「問題の影にはギフトがあるとは?」

ギフトと言っているのは才能とか贈り物のことですけれど、私達は今受け取っている以上に受け取るのって怖いんですよね。自分でもこの程度だったら受け取る自信があると思えるレベルのものを受け取っているので、それ以上受け取るのは怖いんですね。

だから潜在意識的に、問題っていうものをギフトの上に作って、ギフトを受け取らないようにしているんですけれど、「こんな問題があるということはその下にどういうギフトがあるんだろう?」と、ギフトを見ていくことによって、問題が存在する存在理由がなくなる訳です。

ギフトに着目することによって、問題というメカニズムそのものが存在し得なくなって、単に片付ければいいという事柄のレベルになる訳です。目の前に迫っていた感じがしたのが、ちょっと距離があると感じられるようになり、「何だ。ただ対処すればいい事柄じゃないか」と思えてくるのです。

現実の捉え方が変わってくるので、現実レベルで変わってきますよね。

「表現アートセラピーもなさっていますが、それはどういう経緯で?」

私は元々はアートそのものに興味があって、留学していた時にテキスタイルデザインのクラスをとっていたんです。親がデザイナーだった事もあり、興味はあったんですね。

表現アートをやり始めたのは、東京ゲシュタルト研究所の「夢とアートの1年間のコース」に出た時ですが、それはもう20年くらい前の話ですね。

2002年か2003年にナタリー・ロジャーズ先生が再来日されて、その時、表現アートセラピー研究所の小野京子さんは古くからのお友達なので、通訳を頼まれまして通訳で行ったんですね。

すごくフレキシブルな先生ですので、通訳も実際に創作活動していいですよと言われて、やってみてそれがすごく面白かったので、先生が創設したカリフォルニアの研究所の講座に出かけました。

その講座に出て、その後は東京の表現アートセラピー研究所の講座を継続して修了しました。それは修了すると「表現アートセラピー・ファシリテーター」というタイトルになるんです。表現アートセラピーをファシリテートしていいですよという位置づけです。

今も「表現アートで講座してください」みたいな依頼を受けて、短い講座をする事もありますし、あとは1日セミナーとか2日セミナーの時にちょっと表現アートをしていただくんですね。

何色か使って絵を描くというのを朝と晩にするとか、問題解決のために、問題の絵とブレークスルーの絵と最終的な結果の絵を描いてもらって、それを見て体を動かしてもらうとか。

アートを使うと、普段はどうしても頭で問題を解決しようとしていくのが、頭だけでなく身体全体のリソースを使って、自分の中の答えと繋がることが出来ると思っていまして、それはすごく役に立つと感じています。今もそれは取り入れてやっています。

「ビジョン心理学との相性はどうですか?」

ビジョン心理学はすごくフレキシブルで、チャック先生自体もアートセラピーに凝っていた時期があって、みんなで絵を描いて壁全体が絵でいっぱいになっていた時もあり、サイコドラマに凝っていた時期もあって、17日間毎晩劇をするみたいな感じの時期もあったんですね。

色々な時代を経て、今はどちらかと言うと、言葉を中心にしたカウンセリング的な形になっていますけれど、何でもフレキシブルに取り入れてもOKという感じですね。

「両方を組み合わせる良さはありますか?」

ご自身の問題とか課題を解決していく時に、あらゆるリソースを使うことが出来るし、特に思ってもみなかった答えが自分の中から出てくるっていうことがあると思うんですね。それから声を出すワークも使うんですね。

私は歌手のスーザン・オズボーンさんの声のワークショップの通訳を何年かさせていただいた時期があって、自分自身でも興味があって、参加者としても何度も参加しました。私の中では、先ほどお話した「ジョイニング」っていう感情を感じる方法と、声を出して歌う方法が結びついているんですね。

だから声を出さずにただ感情を感じていくことも出来るし、声を出すことによって、表現の力を借りて、感情がより穏やかな方に変容していってくれる、その表現の力を私は信じています。

人間というのは、必ず美しいものを希求していく方向性がありますから、最初はすごいかすれ声で、苦しいみたいな声でもそのまま受け入れて出していくと、やがてそれが平和的な所へ着地していくんですよね。それが表現の持つ力だと思っていて、そこを私は信じています。

「声を出すというのは、言葉ではなく?」

ため息を長くしていくような感じです。それに音をつけていくみたいな感じですよね。感情を燃料にして出していくっていうことですね。

声を出すと、いつも使っている頭と繋がっている状態から離れて、もう一気に体の方に意識が下りてきますので、感情が動かされるようなテーマを扱った時にも、その後でちょっと声を出すワークをすることで、気分がより平和的になっていくというのがあると思います。

時々、『ムーンロッジ』という集いをやっていまして、女性のための「月経の恵みを受け取る」というワークショップなんです。

最初に「月経っていうのはインスピレーションを受け取る、すごい受容性が高まる時なんです」という話をして、後は一人ずつシェアしていただくんですけれど、普段話さないテーマについて話すので、感情がすごく動きだしやすいんですね。

その時も、最後は絵を描くか声を出して歌うっていうのをすることで、場がすごく平和的な感じに変容していくと感じています。自分の中の体の恵みに感謝するみたいな、そういう感じになってくるんですね。


(次回につづく・・)


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